【自分に素直で優しいうつねこから無理をしないことを知る】
元気のないうつねことお話をするように読み進めていく一冊です。
『じょじむらがかいた、きみが見る本です。
元気のないねこ、うつねことお話する本です。』
【本書の紹介】元気がないときにも読める暖かい雰囲気の絵本
『きみが元気のない時に見る本』はKindle Unlimitedで公開されている電子書籍の絵本です。
Kindle内でも目を引く、子どもの落書きのようなイラストに習ったばかりの子どもが書いたような字。
絵本として登録されているように70ページ足らずで、元気がない時でも5分もあれば読めるくらいの文量です。
「子どもが書いた絵本なのかな?」と思う表紙・表題ですが…内容は元気がない子どもも、大人も癒すような暖かな雰囲気の物語です。
元気がない人に向けた言葉と元気がない時、誰かに話せば少しラクになるよねという優しさがこめられています。
読者と話をするうつねこも元気がないと話していて布団に横になりながら話していきます。
「おれよりマシだとか、おれより元気ないとかで、ものさしにするなよ。」
と元気がない読者に優しく話しかけながらも、
うつねこ自身も無理せずにいようとする姿勢は
他人も自分も大切にするようとする優しさを感じるのではないでしょうか。
今元気がない人、休むことをためらってしまう人に読んでほしい一冊です。
元気がないときに欲しい言葉がたくさん集まっている
『きみが元気のない時に見る本』はKindle Unlimited内でも人気作で、現時点で700件以上のコメントがついています。
コメントで共通して言われてるのがうつねこの優しさ。
うつねこの言葉に癒される人もいれば、元気がない今欲しい優しい言葉がつまっているとも書かれています。
「おかゆのようにやさしいほん」とコメントされているのがまさに的確です。
「ごはん食べれてる?」
「ねれてる?」
と読者に声をかけてくるうつねこの言葉は
元気がない時に気にかけて声をかけてもらっているような感じです。
また、「元気出たらさ、何する?」と楽しいことや
自分がやりたいことを一緒に考えていくような言葉もかけてくれます。
元気が出ないときって、ついネガティブなことを考えてしまったり、
一人でいると何も考えられないとような時もありませんか。
元気がなくて誰かに話を聞いて貰いたいけれど今は一人で過ごしているような時でも、
絵本を開けばうつねこととお話できます。
ただ、励ますだけではなく、楽しいことを思い出すような言葉や
元気がないことは他人と比べなくていいことなど
元気がない時に必要な言葉が短い物語の中にたくさんつまっている一冊です。
書籍情報
【タイトル】きみがさびしい時に見る本 きみが見る本シリーズ Kindle版
【著者】 じょじむら (ジョジムラ)
【ページ数】62ページ
【シリーズ名】きみが見る本シリーズ (全2巻)
【出版社】
【出版年】
【価格】¥0 (電子書籍)
ASIN : B08BS2MLZY
【キーワード】絵本,元気,優しい