休職・退職して気がついた3つのこと

自分のこと

こんにちは ライターのニカイドウです。

わたしは今年の1月まで老人ホームの介護職とケースワーカーをしていました。

入社した時は希望していた仕事に就けてうれしかった気持ちもあるのですが、

退職前は上司と折り合いが合わず、メンタル面でダウンしてしまい

休職していたこともありました。

退職後、PCスクールに通いWEBデザインに必要なスキルの勉強をして、

現在はECサイトのページ制作の仕事をしています。

転職活動中、面接前に事前に自分の長所・短所を説明できるように考えたり、

退職や転職をした経緯を話すために振り返るなど、自分のことをあらためて考えることがありました。

今回は自分の振り返りも兼ねて

・転職や退職するか迷っている人たち
・介護職やケースワーカーなどの仕事の様子が知りたい方

にも役立つといいなと思い、

実際に転職・退職したわたしが感じたことや思ったことを書きます。

私が介護職になった理由

子どものころから読書が好きで、

特に「ヘレン・ケラーの伝記」と児童書「ハッピー・バースデー」という本が好きでした。

ヘレン・ケラーは見えない・聞こえない・しゃべれないという障害を乗り越え

さまざまな社会問題に取り組んだことで有名ですよね。

児童書の「ハッピー・バースデー」は「生まれてこなければよかった」と言われた主人公が

悲しみを乗り越え成長していく物語です。

物語の中で、機能不全家族・虐待・いじめ問題・障がい学級などに触れています。

こちらの本もベストセラーで映画化や、コミック化などもしています。

どちらの本をとても気に入っていて本を傷めないようにしていたブックカバーが

擦り切れるほど繰り返し何回も読みました。

繰り返し読むうちにどちらも主役が成長していく中で、主役を支える人や職業が登場していていて、

人を支える仕事に興味を持つようになりました。

大学受験の際に「女性でも正社員として長く働ける仕事に就けるようにしたい」とも考えていたため

資格の取れる福祉関係を選びました。そして、大学の間に実習などで現場に触れつつ

老人ホームの介護職員として就職しました。

ただ、介護職員は元々つなぎとして考えていました。

理由はいくつかありますが、

・面接の時からケースワーカーを目指していることを伝えていた
・小柄で身体介助で不利。 体力もそこまで自信がなかった
・やるなら体力のある20代のうちがいいだろうと思った

ことなどが主です。

介護をしていた時にたまにお客さんから

「若いのに介護の仕事なんて……お給料も安いし他にもっといい仕事あるんじゃない?」

と言われることがありましたが、わたしは新卒で経験してよかったと思っています。

やはり体力がないときつい場面が多かったことと、(中年の方で体力面でついていけず退職する方などもいた)

業界全体で人手不足のため「どうしても仕事がなかったらまた介護をしよう」というような

一種の安心感を持てるようになったためです。

まったく仕事が見つからないような不安感がなくなったのは、退職後になってから特によかったと思っています。

実際に介助に関わることでいろいろ学ぶこともありました。

ただ、夜勤が月5~6回ありこれがわたしにはきつかったです。

職員で慣れてしまう人は夜勤手当が出るので夜勤を希望していました。

しかし、わたしの場合、1年以上夜勤を経験しても慣れなかったです。

夜勤が夕方から翌日朝まで仕事で、途中休憩もありましたが、実質16時間連続勤務でした。

夜勤明けの朝、お客さんをたくさん介助したあとでいつも眠かったです。

お客さんの朝食の介助中に自分が寝てしまうほどでした。

「このままではいつか眠くてぼうっとしてて介助中にお客さんに怪我をさせてしまうかもしれない」

という不安もありました。

そして、大学時代に取った資格を活かして転職することを考えていた時に、

ケースワーカーにならないかと声がかかり同じ老人ホームでケースワーカーになりました。

希望してたケースワーカーに!でも…

希望していたケースワーカーになりうれしい反面不安な点もありました。

その中の一つが、2年間で4人立て続けにケースワーカーを辞めていたことです。

自分なりに探りを入れて確認した際は、

「4人ともそれぞれ事情があってやむなく短期で辞めることになった」と聞いていましたが、

何か問題があるのだろうとは感じていました。

「何が起きるかわからない。覚悟が必要だ」とその時思いました。

実際になって感じたことは、一人では終わらない量の仕事がいつもあると感じました。

また、介護職員が常に人手不足で、よく介護職の手伝いにも回りました。

職員がお客さんの介助で手一杯のため、なんでも屋状態でした。

今思うと、なかなか落ち着いて仕事ができない環境だったと思います。

さらに困ったのが、上司がワンマン気味で気分屋なところがあったことです。

少ない人数で運営していくことや改善していくことに積極的でいいところもあったのですが、

・機嫌が悪いといない職員の愚痴をずっとこぼしている
上司が機嫌の悪かった時に、事務員に確認していた時になぜか睨まれたことがあった。まるで「親の敵」でも見ているかのよう。

・思いつきでレクなどを企画して職員やお客さんを混乱させる
やり方がころころ変わりついていけない。続けようとなっても続かないことも多かった。

などだんだん上司に振り回されるようになってしまうようになりました。

また「ケースワーカー失格」などきついことを教育として言ってくることもありましたが、

ただ辛いだけで前向きにがんばろうという気力もなくなっていきました。

休職・退職まで

だんだん仕事する気力もなくなってくると

・明け方腹痛で目が覚める
・起きると動悸がしている
・急に涙が出てくる
・貧乏ゆすりが止まらない

などの症状が出るようになりました。

他人から見ても様子がおかしかったようで、「大丈夫?」と聞かれることもありましたが、

症状が出始めてからも1ヶ月くらいはがんばって会社へ行っていました。

でも、会社が休みの日のある日の夕方に「会社行きたくないな」と考えていた時に、

今までにないくらいひどい動悸になりました。

強烈な胸焼けのような感じと、胸がバクバクとしていて息苦しいような

今までなかったような症状で「このままわたしは死んでしまうのではないか」と

思うくらい不安になりました。

結局、その動悸がきっかけで病院で診断書をもらい休職することになりました。

この時、ストレスによる軽度のうつということで休職。

直後は「このくらいで休んでいいのかな」と申し訳ないような気持ちがありました。

しかし、

・泣きたくないのに涙が出てくる
・過眠で1日14時間以上寝てる
・動けないので体力が落ちる(少し動くだけで息切れ、眠気)
・動悸
・ちゃんと食事を摂っているのに痩せる

などの症状が2ヶ月後退職するまで続いていました。

段々「軽度でこれならもっと重くなってたらどうなってたの…?」と思うようになり、

「軽いうちに休めることになってよかった」と考えるようになりました。

休職中に会社のカウンセラーから復帰することも提示されていましたが、

ケースワーカーではなく介護職でまた夜勤があることなど不安な点もあり、

体力も落ちていたため、戻ってもまた休職する可能性が高いと感じていました。

「このままだらだら休職・復職しても未来がない。自分を追いつめるだけだ」と

感じで退職することにしました。

辞めた時は仕事がなくなることが不安でしたが、

「あのタイミングがひとつの区切りだった」と思うようになりました。

仕事を辞めて気づいた3つのこと

希望していた介護職・ケースワーカーを辞めて、今後どうするか

まずは体調を整えること優先で辞めたため、次の仕事はほとんど考えていませんでした。

ただ、時間はあったため今後どんな風に生きていきたいか考える機会になりました。

また、特に仕事を辞めてからあらためて

「これって大事だな」と思うことが3つありました。

1・健康のありがたさ

介護職の時、夜勤後、空腹で体力も使い切ってフラフラしながら帰宅していた時から

思っていたことです。

特に、
・ごはんがおいしい
・眠い時に眠れる

当たり前のことですが本当に大切です。

この2つが上手くいかなくなるとだんだん調子を崩すことがあり

気をつけています。

また、退職して体力が落ちてることに気づいてからは近所のジムに通うようにしていました。

2・自分の特徴をどうとらえるかで長所にも短所にもなる

休職する前、うつっぽくなっていて職場でも涙が止まらないことがあり
上司から「職場で泣くなんてありえない。子ども。社会人失格」ということを言われたことがあって気にしていました。

ただ、休んで冷静になってみると……
・泣いていた原因は上司から理不尽な理由で怒鳴られたりしていたから
・上司も感情のコントロールができていない
・背が低いせいで子どもっぽく見えるらしい
ということを思い出しました。

あと、社会人失格に関しては

「うるせ~!一人暮らしして自立してるのに社会人失格なわけあるか!それなら職場で無断欠勤したり、平気で仕事バックレしてる私より社会人年数積んでる人はなんだよ~!」

と思うようになりました。笑

あと他に
・小柄で大人しそうに見えるのか舐めた態度とる人がいる(職員を選んで怒鳴るお客さんにターゲットにされたこともありました。)

→親しみやすく声をかけやすいとも言われた。
人を選んで怒鳴るような人には近づかない。言い返すと結構ひるむので言うことは言う。

・そそっかしい言われてた

→行動力抜群!仕事辞めた勢いでいなフリに参加。
そのまま将来的には在宅でできる仕事をしたくてWebデザイナーに必要な勉強開始。

などポジティブ解釈&自分の気質を活かせる方法でいろいろすることにしました。

上司ともケースワーカーになってからずっとギクシャクした状態ではなく、

「優しい笑顔で安心して話せる」「若くてすぐ行動力があって助かる」と言われたこともありました。

ただ、上司の気分が変わると「子供っぽい」「そそっかしい」という評価に変わりました。

この経験で
「私のことをよく思うか、悪く思うかのような、主観的であいまいなことは

相手のその時の気分などで簡単に変わってしまうものだ。」

と思うようになり、あまり気にしすぎないようにしようと思うようになりました。

自分の特徴をどうとらえるかで長所にも短所にもなる。

なら自分の性格や気質がプラスになるようにしようと思うようになりました。

ポジティブに考えるようにしたこともそのためです。

また、わたしのことをよく思わない相手がいるなら、そういう相手とは距離をおけるように生きていきたい。

仕事も職場だけではなく、在宅などで働ける環境を得られるようにしたいと思い自分なりに動くようになりました。

3・仕事を辞めてもなんとかなる!

社会人失格言われて、意気消沈していた時は「もう会社では働けないのでは…」とも思っていましたがなんとかなりました。

いなフリなどに参加して、正社員で会社で働く以外にいろいろな働きかたがあることに気づきました。

その一つとしてシッター・家事代行の仕事を始めました。

部屋の掃除や片付けが得意で、子どもの面倒を見ることにもそんなに抵抗がなかったことがきっかけで始めました。

始めた時、数ヶ月間仕事をしていなかったのできちんとこなせるか不安でした。

ただ、「不安ならやれる準備はしっかりして働こう」と思い

登録した会社の初心者用の研修会に参加したり、動画で自宅学習などをしました。

結果、今のところ大きなトラブルなどもなく仕事をこなせています。

仕事に入った家族から評価をもらう仕組みなのですが、「手際がよい」「助かりました」など

暖かな評価をもらうことで仕事への不安もじょじょに落ち着いてきました。

また、シッター・家事代行を始めるまで部屋の掃除が得意だけどお金にはならないと思っていました。

しかし、そんなことはなくて、ちゃんと仕事になりました。

しかも自分でシフトなどを組み無理なく働くことができる。

「他にもまだ自分が気づいていないだけで仕事になるようなことはないかな?」

と考えるようになる経験でした。

あとなんとかなった理由で
・うつ病のため傷病手当金が出ていた
→これが本当に大きかったです。基本的な生活費はだいたいこの中で収めることができました。
・貯金があった
・経済的に苦しくなったら資格があるので最悪夜勤なしの介護職を探そうと考えていた

こともあって経済的・精神的に落ち着いてゆっくり休むことができました。

まとめ・自分の幸せに気づくこと

思いもよらなかった休職・退職でしたが、

「自分のそばにある幸せ」にたくさん気づくきっかけになりました。

日常の中の些細なことにも

言葉では表しきれない幸福が詰まっていることに気づきました。

大変なこともありましたが、介護・ケースワーカーをやってよかったと思っています。

今は介護や福祉関係の仕事に戻るつもりはないですが、

「幸せに気づくこと」を忘れずに今後も生活していきたいです。