自分の好きなことを伝えるのが苦手と気づいてしたこと

自分のこと

こんにちは、ライターのニカイドウです。

皆さん自分の考え方や行動でクセってありますか?
「ついネガティブに物事をとらえてしまう」
「ころころとやりたいことが変わる」
「考えるよりまず行動している」
など…長所にも短所にもなるような、その人の個性のような癖って誰でも持っていると思います。

もうだいぶ前になりますが、わたしは20代になってから、
「自分が好きなことや気に入っているものについて話すことが苦手。また、人に好きなものを指摘されるのにも苦手意識がある」ということに気づきました。

具体的なエピソードをあげると、
食べ物でグラタンが好きなのですが誰かと食事に言った時に.、
「よくグラタン頼むね。グラタンが好物なんだね」
みたいなことを言われると、なんとなくモヤッとしてしまう…。
また好きな食べ物を聞かれた時に、
『グラタンが好きだけど言ったらどう思われるんだろう?』
みたいな不必要な警戒をしてしまうことがありました。

内心もやっとするだけで、
そんなに困っているつもりはなかったのですが、
自分の好きな物事について話すのが苦手

自分が苦手な話題(好きなことを話す)を無意識に避ける

自分の意見を言うような場面でも思うように話せなくてストレスになる
(必要以上に相手の様子を伺ってしまう)
という風になっていることに気づきました。

わたしの考え方・話し方の癖なのですが、
自分なりにどうして好きな物事の話をしたり指摘されるのが苦手なのか考えまとめました。

もし同じように自分のことや思ったことを話すのが苦手な人にも何か役立てれば幸いです。

会話でまずは相手の様子を見るような癖があることに気づいた

20代になってから自分が好きなことについて話すことが苦手なことに気づきました。

気づいたきっかけが一人暮らしを始めてしばらくしてからです。

実家に帰る時に、家族からのラインで「次家に来る時食事何がいい?食べたいものを教えて」と聞かれたときに、
『グラタン(わたしの好きな食べ物)がいいけど、どうせ言ったところで色々言って作らないだろうから別のメニュー考えないとな』
と思ったことがきっかけでした。

というのも我が家だとまず父がホワイトソース系の料理が好きではない、
母は食べたいものを聞いてくるけど作るのに手間がかかるようなものだと結局自分が食べたい・作りやすいメニューにするようなところがあります。
(どの家庭でもあるあるだと思います。笑)

食事を作ってもらえるだけありがたいのですが、
「どうせ言ったところで作らないなら聞いてこないでよ」ともやもやとして、
『お母さんが作りやすい、かつ偏食気味の父でも食べられるメニューを考えないと』
と思っていました。

そう考えていることに気づいた時に、
自分が食べたいものすらきちんと言えていない、
まず相手の様子を見て判断していることに気づきました。

また一人暮らしを始めた時、
ずっと一人暮らしをしたいと思っていたから実現できてうれしかったですが、
一人暮らしをしたかった理由が主に自分のペースやりたいことができるからだということにも気づきました。

例えば、
「食事の量やメニューを自分の体調や気分に合わせられるから」
「雨の日に乾きにくい洗濯物を出してもグチグチ言われないから」
「仕事から帰ってきてアニメを見ていても色々言われないから」(オタクなので…笑)
など、
いちいち誰かの様子や反応を見なくても一人暮らしなら好きなタイミングで、
自分で動けるからというような理由が主でした。

ただ、この理由って自分がしたいことや止めてほしいことをきちんと相手に伝えられればできたことなんですよね。
食事のメニューも雨の日の洗濯物も、
アニメを見ている時に話しかけないで欲しいことも
なぜやりたいのか伝えるなり、一人でやればいいのに「なんでそうしたいの?」みたいな反応がおっくうに感じてしまう。

それが一人暮らしで相手がいないから勝手にできるような環境になり、
誰かの様子を見て、自分の話すことや何かすることがなくなりストレスも減ったような感じでした。

自分の話をするのが嫌だからという理由で行動にも影響されていると気づきました。

自分の意見を反対されたり否定されることが嫌だと気づいた

誰かと話す時にまず相手の様子を見て、自分の思っていることを言うのを避ける癖がなぜあるのか。

自分でも無意識にしていたことなのですが、なぜ意見回避ぐせのような節があるのか考えた時に、
「これまでに自分の思ったことを話して嫌なことがあったから無意識に避けているのではないか」と考えました。

会話の中で自分の話で特に避ける話題が、自分がしてみたいこと・好きなことを話すことでした。

本当はしたいことが決まっていても
「どうしよっか?〇〇さんはどう?」と言うように、
まず相手がどうするか見ようとするような話かけをしていることがよくありました

同時に自分の意見(考え)を言うのを避けようとする時、
『自分なりに感じたことやしたいことを否定、反対されるのが嫌だ』と思っていることに気づきました。

意識しはじめて気づいたのですが、
「なんでそれがいいの?」
「止めといたら?」
「本当にそれ好きなんだね」
みたいなことを言われるのが嫌で自分の話を回避する

相手の意見、様子を見ようとする
(自分の意見を反対、否定されるのが嫌で避けるために)

自分の考えを言っても反対されなさそうなら言う。逆に反対されそうなら相手に合わせる。
ような会話の癖・傾向がありました。

具体的なエピソードだと10代の頃こんな出来事がありました。
読書をするのが好き。小説も漫画も読む。

好きな作品に対して色々言われるのが嫌。(同じ作品が好きで話が弾むような感じなら大丈夫)

「ライトノベルは漫画のような文章でためにならない。読むなら近代文学や世界の名作にしなさい」と言われたことがあった。
「そんなことはない」言い返したいが、相手が余計ヒートアップすることが目に見えていたので何も言わずに話を聞いてやり過ごす。

そういう会話があった相手とはそれ以来絶対にどんな本を読んでいるか話さない。(相手が好むよう作品などでも)
読書中に話しかけられたら、即中断して会話をすぐに終わらせて一人で読書できるようにしようとする。

自分なりに感じたことやしたいこと(好きな本を読むこと)を否定、反対されるのが嫌で回避していたのではないかと思った出来事でした。
相手もいじわるしようと思って話してるつもりはないと思うのですが…なぜかわたしはもやっとしてしまう。

「何か問題あるの?」
「なんかじろじろ観察されてるみたいで嫌だ」
「自分なりに好きだと思うことを反対されたりすると自分のことまで否定されているような気持ちになる」
みたいに思ってなんとなく、無意識に自分の話を回避するされるようなコミュニケーションになってしまっていました。

一度自分の意見や思ったことを反対・否定されても、
「なんでそう思うのか」自分の意見とは違う相手の意見を聞いて知ろうとしたり、
「そういう風に言われるのは嫌だから止めて欲しい」と自分の気持ちを伝えたりするなど、
回避する以外にもコミュニケーション方法は色々あります。
しかしわたしの場合、無意識に相手との会話を避けて、自分の好きなことを話すのも避けていました。

いつから自分の話や好きなことを話すのを回避する癖ができていたのかは、わたし自身もわからないのですが、
「自分の意見を言って反対されたり、否定されるとそれだけで嫌な気分になる。それなら回避して相手に合わせようとする」ような偏ったような考えが自分の中にあるのだと思います。

【対策】きちんと自分のことを伝える。でも無理に言わなくてもいい

この自分の意見回避癖に気づいてから、自分なりに意識していることが2つあります。

1つ目は、ささいなことでも自分はどうしたいか相手に伝えることです。

回避癖に気づいてから、必要以上に相手の様子を意識して自分を消耗していることも気づきました。
もうしたいことは決まっていて、早く行動したいのに相手の様子をうかがってしまう…などです。

とにかく自分の好きなことを指摘されたり、反対されることが嫌でコミュニケーションを回避しようとすることはもう気づいています。
なら次は回避以外の方法を取れるようにしていくことが、自分のためにもなるのではないかと考えています。

今度は意識して自分のしたいことや好きなことに対して、
「自分はこうしたいからする。あなたはどうするの?」
(好きなことの指摘に対して)「そうなんだ。~~なところがいいと思っているんだ」
など、
一つ一つはささいなことですが、必要以上に相手に合わせようとしない、自分が思っていることを伝えるようにしていくことがより自分が過ごしやすくなるためになると思って行動しています。

2つ目の意識していることは
「自分のことを伝えるようにしていく。でも言いたくない気持ちが強いことや辛いことは無理に言わなくていい」です。

わたしの意見や好きなことを話す回避癖は、とにかくなんでも回避するという傾向もありました。
日常的な会話の自分の食べたいものを言うことから、
仕事などでそれぞれの価値観が表れるような話(こういう理由でこの仕事がしたいみたいな話です)までなんでも自分の意見を避けて、まず相手の様子を見ようとする感じです。

回避一択みたいな状態の中から、「ちょっと回避したい」から「絶対回避したい」みたいな強弱があることにも意識し始めてから気づきました。

同じことでもやりたい・やりたくないことに対して強弱あるのは当たり前だと思うのですが、わたしの場合そういう線引きも曖昧でなんでも状態なところがあったように思っています。

根本に「好きなことを指摘されたり、反対されることが嫌」という気持ちがあるけれど、
「このくらいの内容なら指摘されてもいい。反対されてもいい。そういう自分の気持ちを受け入れる」
みたいな境界線を見つけてきちんと自分のことを言うようにしています。

逆に絶対に指摘されたり、反対されることが嫌と思うことは無理に言わなくていいと思っています。

以前ワークキャリアという泊まりこみの講座に参加したいと思い、両親に話したことがあったのですが猛反対という感じのことがありました。
なかなか両親の世代だと馴染みのないような講座だったと言うのもあって心配していたというのもあったと思います。

わたしも自分なりに参加したい理由やどういう講座なのか説明したりもしたのですがお互い絶対に意見を曲げない状態になってしまいました。

結局わたしは「心配かけてごめんね。参加は見送るよ」と言って……参加しました。笑

というのも講座費用も全部自己負担、
一人暮らしなので両親に大きな影響はない(どうしても両親と会う外せない用事が合った時だけ講座を欠席しました)
20代半ばになっていちいち両親の顔色うかがってるのもどうなの…というのがありました。

この出来事から思ったことが
「わざわざ反対している両親に言わなくても参加できた。自分のやりたいことで誰かに影響が出ないなら無理に自分の意見を言ったりして消耗しなくてよかった」でした。

なのでどうしても言いたくないことは無理に言わなくていい。
自分の力で動けるなら動いてしまえと思っています。

わたしは会話やコミュニケーションは必要なことだけれど、色々面倒なこともあると思っています。
自分の会話回避癖しかり…でも話すことで自分や周りにいる人たちがより過ごしやすくなるならそれがいいとも思っています。

わたしのこの回避癖は完璧に直るようなものでもないと思っていますが、
そういう自分の癖や考えがあることを知ってどうするか考えて、より自分がいいと思えるように過せていけたらと思っています。

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