「未経験からWEBデザイナーになれる気がしない…」と思っていたわたしがなれた理由

仕事

こんにちはライターのニカイドウです。

未経験から「一応」WEBデザイナーの仕事について6ヶ月たちました。

「一応」がつくのは最初イメージしていたWEBデザインの仕事とは少し違うためです。

わたしが最初イメージしていたWEBデザインの仕事のイメージは、
・さまざまな企業の公式サイトのデザインやコーディングをしていく
・最初はサイトのバナー制作などからしていくような感じ
・わりとフリーランスで働いている人もいる
とこんな感じでした。

クライアントと打ち合わせしてWEBデザイン事務所で仕事をしていくような感じです。

最初に知ったWEBデザインや制作の仕事をしていた人たちが、フリーランスで上記のような仕事をしていたためこんなイメージを持っていました。

今わたしがしているWEBデザインの仕事はECサイト・ネットショップの運営・管理などがメインです。

最初にイメージしていたようなWEBデザインの仕事とは少し違います。

具体的には、担当しているネットショップ(楽天やYahoo!などのいわゆるモール系)の運営や商品ページの作成などです。

総合的にネットショップ内のページ作成や管理をしているため、デザイン以外の仕事もしています。

例えばデザイン以外にも、
「どうすればもっとお客さんが閲覧するか・購入していくか」も考えていくような仕事もありネットショップの店長のような感じです。

なので「一応」WEBデザイナーだとわたしは思っています。

しかし、今のECサイト仕事をしていて、徐々にスキルも身についてきていてやりがいも感じています。

正直、半年前の自分のデザインやコーディングスキル(PCスクールに数ヶ月通ったレベル)では、
最初イメージしていたようなデザイン事務所での仕事には就けなかったと思っています。

今の会社に就職できたのもかなり運がよかったからだと考えています。

未経験からWEBデザイナーやコーダーを目指す人の中には、
「絶対に一からサイトのデザインやコーディングをしていくようなクリエイティブな仕事をしたい!」
という人もいると思います。

そういうのを目指している人もいてすごいと思います。

しかしわたしの場合、
転職のためにwebデザイナーをとり巻く環境を調べて
・すでにWEBデザイナー自体が飽和気味
・コーディングの仕事は近い将来AIが担うようになると言われている
・求人によってはかなりブラックなもの(残業が80~100時間越など)もある

など業界の様子を知るほどやっていけるのか不安になりました。

未経験からわたしと同じようにWEBデザイナーの仕事がしたいけれど、なかなか思うように就活・転職が進まない人もいると思います。

今回は、半年経過して
自信がなかったわたしでも今のWEBデザインの仕事に就職できた理由を書いていきます。

WEBデザインの仕事がしたいけれど、
自信を持てなかったり、不安に感じている人たちに、
わたしの感じたことや経験したことでこんな仕事のやり方や考え方もあるんだと役立てばうれしいです。

こんな人におすすめ
・未経験からwebデザイナーやwebサイト運営関係の仕事を目指している人
・現在webデザイン・ECサイト関係の勉強をしている人
・webデザイン関係の仕事に興味がある人

【未経験からの転職】PCスクールに通った程度のデザイン力だけでは就職できない

まずWEBデザインの仕事に未経験から転職しようとして感じたことは、
「PCスクールに通った程度のデザイン力だけでは就職が難しい」でした。
(ちなみにPCスクールの授業を全て終えた直後のわたしのスキルはなんとかポートフォリオを作ることができたレベルです…。今では色々怖くて初代ポートフォリオ開けないです…。笑)

というのもwebデザイナーの中には、
・デザイン系の大学・専門学校で年単位で学んで就職している人たち
・すでに何年も仕事をしていて様々なスキルを身につけている人たち

など転職でも即戦力になるような人材が多く、
さらにwebデザイナー自体も飽和状態だと知ったためです。

また今の会社(webデザインの仕事にも関われる仕事)から内定をもらえた理由が、
・運がよかった(たまたま自分が就活していた時期に会社が求人を出していた。)
・実技より人柄重視で採用していて今のチームに向いていると思われたから。
・数ヶ月だけ派遣社員でWEBデザインの仕事をしていて今の会社の仕事とマッチしたから。
など、
実技はほぼ期待されていない代わりに、今後スキルを身につけて戦力になってもらうような人材を探していたことを後から知ったからです。

特に3つ目の「数ヶ月だけ派遣社員でWEBデザインの仕事をしていた」ことも、
元は自分で就活期間を決めて、期間内に正社員で仕事を探したけれど内定が出なかったため「とりあえず実務経験をつむため」派遣社員から入ったという理由でした。

転職活動中webデザイナー未経験でも応募可の求人に募集していました。
しかし、面接に言って話を聞くと実際は事務作業中心みたいなこともよくありました。

また、正社員だけではなくアルバイトのwebデザイナーの求人も面接で落ちていました。

未経験からだとまずアルバイトや派遣社員から入って実務経験を積み正社員になりより活躍していく…というのが、webデザインの業界では通例のような感じでした。

そのため何回も面接に落ちたり、様々なwebデザイン関係の求人を調べていくうちに
「未経験の自分のスキルレベルではやみくもにwebデザイナーの求人に応募しても難しい」と感じ、
どうすれば自分の希望に近い会社に就職できるか考えるようになっていきました。

短期雇用でも実務経験は強みになる

上記でも書きましたが、今の会社に就職する前に数ヶ月だけ別の会社で、派遣社員でWEBデザインの仕事をしていました。
(この経験が後々今の会社で内定を貰えた理由の一つになりました。)

未経験だと求人自体少なく、自分で決めた転職期間の間で見つけられなかったため、実務経験を積むために派遣社員のWEBデザイナーになりました。

実務経験を積もうと考えたのは、仕事を探していた時まず未経験ということで求人要項から落ちることが多く、
webデザイナーの求人によく記載されているようなスキル(Photoshopの実務使用~年以上などです)を早く積んだ方がのちのち転職しやすくなると考えたからです。

他の未経験からwebデザイナーになった人たちのSNSやブログなどでも、
「実務経験を早く積んでしまう方が自分のスキルアップにもつながる」と書かれていたことにも後押しされました。

ただ、この派遣社員でのwebデザインの仕事も、ECサイト・ネットショップ関係のデザインの仕事でした。

なのでわたしが最初イメージしていた、デザイン事務所で仕事をするようなwebデザインの仕事とは少し違う仕事内容でした。

しかし、まずは実務経験を積むことを優先して、ECサイト関係のWEBデザインの仕事をすることを決めてました。

働く前は、わたしが最初イメージしていたようなデザイン事務所で働くような仕事ではなくちゃんとスキルを身につけられるか不安に思うこともありました。

しかし、実際には今までPCスクールで勉強してきたスキルを使ったり、
スクールだけでは学びきれていなかったことも仕事で覚えていくことができました。

また仕事に関しても、
「わからないことは早めに聞く」「他の人が作ったものをチェックして真似できそうなことはする」
などインプットしていくことを意識していました。

この派遣での仕事はいわゆる派遣切りで数ヶ月で契約終了でした。
(短期になった理由は、人手不足で未経験のわたしに教育係をつけられないことと会社の縮小でした。)

最初はWEBデザイナー未経験の自分が本当に仕事ができるのかと不安を覚えることもありました。

しかし、わたしがポイントにしていた「実務経験を積むこと」を達成でき自分への自信にも繋がりました。

また、仕事としてネットショップ用の画像や商品ページを作ったことで、
「どうすれば商品が売れるようなデザインになるか」という促販を意識するようになりました。

売り上げを意識するECショップの性質から、
WEBデザイナーとして今後働くためにデザイン力だけではなく、
「売れるようなデザイン」(会社の利益に繋がる仕事)を考え・実行できるようになれば、
もっと転職しやすいような強みになるのではないかということに気づくことができました。

デザイン力以外もアピールポイントになる

予想外の短期での派遣終了だったためすぐに2回目の転職を始めました。

結論から言うと、最初のPCスクールのカリキュラムを終えて仕事を探していた時より、
2回目の派遣社員から今の正社員のWEBデザインの仕事に転職活動してた期間の方が短かったです。

2回目の転職の方が短期で決められた理由として、
短期間でもWEBデザイン関係の実務経験があったこともありましたが、
「デザイン力以外もアピールポイントになる」
ということに気づいた点が大きかったのではないかと考えています。

2回目の転職で意識してアピールしていたことが、
「売れるようなデザイン」(会社の利益に繋がる仕事)をしたいことということでした。

どの会社でも利益やお金になるようなことは求められるはずだと考えました。

また、派遣でECサイトやネットショップWEBデザインの仕事をしたことがきっかけで、
「より商品が売れるようにデザインを考えていくこと」
「手にとって見れない商品を画像やテキストのみでできる限り正確にユーザーに必要な情報を届けていくか」
を考えるネットショップ関係のwebデザインの仕事にも興味を持っていました。

なので、面接などでアピールとして
「前の派遣でのWEBデザイナー仕事中は初めての仕事で商品ページやバナー制作に夢中になっていたが、次のステップとしてどうすれば売れるデザインに繋がるか挑戦していきたい」
ということをよく話していました。

結果、ネットショップでの販売に力を入れていきたいと考えていた今の会社に縁があり就職することができました。

WEBデザイナーになれる自信はない…でも行動したことがよかった

派遣でのWEBデザインの仕事を始める前は、転職自体はじめてで、本当にWEBデザイナーになれるのか自信はなく不安な気持ちでした。

しかし、「まずはWEBデザイナーになるためにも挑戦していこう!」と決めて自分なりに、転職期間を決めて求人に応募するなど活動をしていました。(転職活動で1日で3社面接した時もありました。)

最初に派遣でWEBデザイナーの仕事が決まった時は本当にうれしかったです。
また、未経験からでもWEBデザイナーになれたことが自分の自信にも繋がりました。

今のわたしのしているWEBデザイナーの仕事は、最初にイメージしていたWEBデザイナーの仕事とは違う部分もあります。

しかし、完全に希望していた条件ではなくても「これから自分のイメージした仕事に繋がっていけばいい」と割り切るようにしたことで就職できた部分もあると思います。

PCスクールのカリキュラムを終えた時点でのわたしのスキルは、本当に基礎的なことだけを勉強しただけで色々と準備不足な状態でした。

しかし、仕事をしていた時も転職活動中も自分に足りないものをどんどん足していくように行動したことがよかったと考えています。

未経験からのWEBデザイナーの転職で、
なかなか自分の思うような仕事を見つけられない方や
自分のスキル不足を感じて不安になっている方もまずは少しずつでも行動していくことでWEBデザイナーへの道に繋がるはずです。

2021/02/21 一部修正

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